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電池に関するコラム ~COLUMN~

電池の構造と役割を徹底解説 

 
~セル・モジュール・パックが支えるリチウムイオン電池の秘密~
 


私たちの生活の中でなくてはならない電池。
特にリチウムイオン電池は、スマートフォン、電気自動車(EV)、再生可能エネルギーの蓄電など幅広く利用されています。
今回は、電池の構造と役割について解説します。
 

目次
  1. 電池の構造1:セル(Cell)
  2. 電池の構造2:モジュール(Module)
  3. 電池の構造3:パック(Pack)
  4. さいごに

 

1. 電池の構造1:セル(Cell)

セルとは、電池の中で「+(プラス)」と「-(マイナス)」の材料が移動し、反応(電気化学反応)して、電気を出したり、電気をためたりする大事な部分です。

セルには、円筒型、角型、パウチ型の三種類があります。

円筒型セル(まるい電池)は、リチウムイオン電池の代表的な形状で、ノートパソコンや電動自転車、モバイルバッテリーなどに使用されています。



 

角型セル(四角い電池)は、デジカメなどの小型機器の交換型バッテリーや自動車バッテリー、無人配送車のバッテリーとして用いられます。

パウチ型セル(やわらかい電池)は、ラミネートフィルムが外装に用いられており、スマートフォンやEVなど幅広く用いられています。
 


2. 電池の構造2:モジュール(Module)
モジュールとは、複数のセルを直列(=まっすぐ)・並列(=横並び)に接続したものです。

モジュールの主な役割は、電圧・電流・容量の調整です。

セルを直列・並列に接続することで、電気を押し出す力(=電圧)や一定の時間に流れる電気の量(=電流)、どれだけためるか(=容量)を調整します。


3. パック(Pack)とは?

パックとは、モジュールを複数組み合わせたもので、モジュールと同じ役割と、電池が組み込まれる製品の用途に合わせて、安全で使いやすくする役割があります。

電動車両や家庭用蓄電池では、このパックが最終的なエネルギー供給装置(電気をためて、電気が必要な時に必要なだけ電気を送る機械)として利用されることがほとんどです。
パックはモジュールの他、BMS、冷却・温度管理システム、放熱構造等によって構成されています。

BMSとは、バッテリーマネジメントシステムの略称で、電池を見守るシステムのことです。
これにより、パックの安全性と効率性を担保します。

冷却・温度管理システムとは、パック自体が熱くなりすぎないように管理するシステムのことです。
これにより、パックの温度が適正に管理され、火災や出火のリスクを低減します。

放熱構造とは、パックを適正な温度に保つよう、熱の放出を効率的に行う構造のことです。
これにより、パックは過剰に熱を貯め込まず、安全に利用できます。


パックの設計は、システムの寿命や安全性が大きく関係しており、最適な熱管理と保護設計が求められます。


4. さいごに
 

電池は、最小単位である「セル」から、複数のセルを繋いだ「モジュール」、複数のモジュールを組み合わせた「パック」という順につくられており、それぞれが異なる役割を担っています。

セルは、電気を出したり、電気をためたりする大事な部分ではありますが、それだけだと十分な電力を供給できないため、モジュール化やパック化をし、パック内のBMS、冷却・温度管理システム、放熱構造によって、効率的なエネルギー管理と安全制御が実現されています。

特にEVや蓄電システムでは、この設計の段階が電池の性能や安全性に大きく関わるため、高度な技術が用いられています。

電池技術は今後も進化し続ける分野であり、エネルギー効率や安全性を向上させる新しい技術が次々と開発されるだろうと予測しています。

 

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